初めて使うアプリを幼児へ渡す直前、どの機能まで開いてよいか迷っている場面です。

アプリを開く前に決める

大人が利用年齢と機能を先に確認します。 連絡・投稿・購入・位置情報は、必要な範囲へ絞れます。 子どもには、すぐ閉じて大人を呼ぶ合図を渡します。

安全は親子の約束だけでは作れない

「知らない人に返事をしない」「困ったら言う」という約束は、助けを求める入口になります。ただし、約束だけで幼児の被害が減ることを確かめた研究はありません。子どもが判断する前に、大人が使える範囲を狭めます。

米国小児科学会は、時間だけでなく、コンテンツ、広告、データ利用、他者との関係を含む環境全体を確認するよう勧めています(政策声明)。共同利用も役立つ可能性がありますが、大人が横にいれば安全が保証されるという意味ではありません(技術報告)。

初回利用では機能を一つずつ閉じる

ストアとサービスの利用年齢を確認し、幼児が対象外なら使わせません。使える場合も、大人の管理下にあるアカウントで次を確認します。

こども家庭庁も、乳幼児が保護者の端末を使うときは、安全なサイトやアプリだけを使える環境を案内しています(保護者向け資料)。設定後は、大人が最初から最後まで操作し、意図しない画面へ移らないか確かめます。

生成AIでは、相手が人ではないこと、答えが誤ること、入力が保存され得ることを大人が確認します。UNICEFの指針も、子どものデータ保護、安全、透明性、年齢に応じた設計を提供側へ求めています(AIと子どもの指針)。幼児が単独で会話AIを使う利益を示す資料ではありません。

困った画面は閉じて大人へ渡す

怖い、変、秘密にしてと言われた、名前や写真を求められたときは、返事や操作を続けず、大人へ端末を渡す合図を決めます。大人は子どもを責めず、サービスの通報窓口へ連絡します。差し迫った事件や被害は110、緊急でない相談は警察の相談窓口へ連絡します。

課金対策は「3〜6歳の無断課金を防ぐ」で別に整理しています。

判断に残る限界

設定項目や対象年齢はサービスの更新、端末、地域によって変わります。SmartScope Familyは、初回だけでなく更新後にも大人が機能を見直し、幼児の単独利用より限定した共同利用を選ぶのが妥当だと判断します。

出典